こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
ビリヤードをするためには色々な道具があります。
でも、道具の名前って教えてもらわないとわからないですよね。ビリヤードに限らずですが。
道具の名前が分からず、「キュー」のことを「棒」って言ったり、「メカニカルブリッジ(レスト)」のことを「熊手みたいなやつ」って言ったりするとちょっと恥ずかしいかもです(;´∀`)
今回は、ビリヤードをする際に使う道具の名前をご紹介します。
これであなたも初心者から一歩前進です!
ビリヤードの道具その① キュー
キューはボールを撞くための棒です。
キューの各部の名称は図の通りです。
シャフトの各部
タップ
先端についている小さな部分。革や合成革、樹脂など材質は様々ですが、基本的には動物の革でできています。
キューの命とも言える部分で、車で例えるとタイヤです。
ボールと接する唯一の部分で、力の伝達、球とのグリップ、回転のかかり具合など、プレイに大きな影響を与えます。
先角(さきづの)
タップの下についているプラスチックの部分です。
これも材質は様々ですが、樹脂が使われることがほとんどです。
高級なものだと象牙が使われたりもします。先角の材質や長さで、手に伝わる感触が変わります。
シャフト
無垢の木の部分です。
ここに使われる木も色々種類がありますし、構造も様々です。
昔から使われている一本物と呼ばれるシャフトは、木材から削り出されたものを言います。
しかし、木は生き物ですので、長年使っていると反ってきてしまったりします。
最近では、ハイテクシャフトがメジャーになってきました。
ハイテクシャフトは、複数の扇形の木を貼り合わせて作られるシャフトで、断面を見るとカットされたピザのようになっています。
シャフトの太さやテーパーの形状によって、力の伝わり方、回転のかけやすさなどが変わってきます。
バッドの各部
フォアアーム
フォアアームは様々な装飾がされている部分です。
キューのデザインを決定づける重要な部分です。
マイキューを買おうと思ったとき、まず気にするのはこの部分のデザインではないでしょうか。
そこまで性能に大きく影響する部分ではないとは思います。(上級者は感覚が鋭いため、違いが分かる人もいます)
デザインはピンキリで、まったく装飾されていない物から、貝や宝石、貴金属が施された高級な物もあります。
グリップ
プレイする時に握る部分です。この部分も様々な種類があります。
ちなみに私はトカゲ革に巻き替えて使っています。
革巻きは使用される革によっても感触が違いますが、サラサラした感触なのに、握ればグリップし、
非常に感触がいいです。
一度使ったらやめられません。
バッドスリーブ
フォアアームと同じようなデザインがされることが多いです。ここもキューのデザインを決定づける部分です。
バンパー
キューの下についているゴムの部分です。キューは基本的に立てて置くものなので、キューを傷つけないようになっています。
ゴムを外すと、中にボルトが入っていて、このボルトの重さで重量バランスを調整できます。初心者の方は気にするところではないですけどね。
ビリヤードの道具その② チョーク
プレイ中にタップに塗るもので、滑り止めの効果があります。
初心者の方は、1ショット毎に塗りましょう。
大事なことなのでもう一度言います。
1ショット毎に塗りましょう。
ちょっと塗りすぎじゃない?と思われるかもしれませんが、プロでさえ、毎回チョークを塗ります。
なぜかというと、手球に回転をかけるときに、手球とタップが滑るのを防ぐためです。
初心者の方はできないと思いますが、強烈に回転をかけようとして手球の外側ギリギリを撞くこともあります。
その時にタップが滑ってしまって「カシュッ」っとなってしまうミスがあり、これをミスキューと言います。
ではなぜ初心者の方でも毎回塗ったほうがいいのかというと、ストロークが安定していないので、手球の真ん中を撞こうとしても、外側を撞いてしまうことがあるからです。
この時に、チョークを塗っていれば、ミスキューになる可能性を下げることができます。
(あくまで可能性を下げるだけで、絶対ミスキューしなくなるわけではありません)
ビリヤードの道具その③ メカニカルブリッジ(レスト)
名前を知らない人が「熊手」と呼んでいるあれです。
正式名称はメカニカルブリッジ、通称レストといいます。
レストは、ご存じの通り、手球が遠くなってしまい届かない時に使います。
レストを使うときは、通常とは違う構え方をします。
初心者の方はこれを知らないので、不安定な撞き方をしてしまっている方が多いですね
レストの使い方はこちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
ビリヤードの道具その④ ラック
ゲーム開始時にボールを並べるために使う三角形のやつです。
昔はラックで並べるのが普通でしたが、最近は、この後紹介するラックシートがメジャーになっています。
ボールを並べることを「ラックを組む」と言いますが、9ボールだったら菱形に、8ボールだったら三角形に組みますよね。
ラックを組む時、しっかり隙間なく組むことが重要です。
初心者の方は、ここを軽視しがちではないでしょうか。
「どうせブレイクで球が散らばるんだから適当でいいよね」って思っていませんか?
でもこれは自分にとって大きなリスクです。
先行の人がブレイクして、後攻の人がラックを組むと思います。(最近は自分ラックが主流かも・・・)
例えば9ボールだったら、9番をポケットした人が勝ちというルールになっています。
ラックを組む時は、9番を真ん中にして組みますが、ラックを組んだ時に隙間があると、ブレイクの衝撃で9番が動いてしまいます。
逆にしっかり組めたラックは、ブレイクしても9番がほとんど動きません。
これは何を意味しているかというと、自分が適当にラックを組んだことで、相手のブレイクでいきなり9番がポケットに入ってしまい(ブレイクエース)負けてしまうことがあるのです。
なので、ラックを隙間なく組むことは、自分がいきなり負けないようにすることなのです。
ただ、三角形のラックは結構組みにくいです。どうしてもどこかに隙間が空いてしまうことがあります。
そこで次に紹介する「ラックシート」の登場です。
ビリヤードの道具その⑤ ラックシート
ラックシートはペラペラのプラスチックシートです。
このシートの上にボールを並べていきますが、
あら不思議。
ボールが隙間なく並べられます。
これ、本当に不思議なのですが、すべてのボールがカチッと隙間なく並びます。
非常に便利です。
これまで三角形のラックでガチャガチャやりながら「隙間できるわ~」とか言ってなかなかゲームが始められなかったのに、このシートを使うだけですぐにラックが組めます。
準備時間が短縮されるので、時間制のお店ではより多くゲームをプレイできるでしょう。
ラックシートを置いているお店なら貸してくれるので、使いたい時は聞いてみましょう。
ビリヤードの道具その⑥ テーブル
テーブルも各部に名称がついているので紹介します。
ラシャ
表面に張られた布。「羅紗」とも書く。ラシャの張り具合や、表面の消耗具合などで、球の転がりやすさが変わります。
球が転がりにくいラシャを「重い」ラシャ、転がりやすいラシャを「軽い」ラシャと言います。
ラシャの手入れ具合を見れば、そのお店がどの程度のお店なのか判断できます。
しっかりブラッシングしているようなお店はいいお店です。
逆に、穴が開きまくってたり、チョークの汚れが残っていたりするテーブルのお店はあまり手入れをしていないお店と判断できます。
クッション
球が跳ね返る壁の部分で、レールとも言います。この中にはゴムが入っているので強く押すと凹みます。
クッションを考えるとき、よく「入射角」と「反射角」は同じと言いますが、正確には間違いです。
クッションはゴムが入っているので、強い球が当たると凹んで、入射角より鋭角に反射します。
また、球に横回転がかかっていると、回転方向により、反射角は鋭角にも鈍角にもなります。
上級者は、このクッションの反射を巧みにコントロールし、手球を思い通りに動かせます。(言い過ぎか)
クッションの劣化具合や、元々の材質により反発具合も多少変わります。
球がクッションした際に勢いが弱まらない場合は、クッションが「速い」、クッションして球の勢いが弱まる場合は、クッションが「遅い」などと言います。
ポケット
球が入る穴です。実はこのポケットのサイズは台によって違います。
球を二つ並べても入るような甘いポケットもあれば、球2個入らないくらい狭いポケットもあります。
4つ角のポケットを「コーナーポケット」、長辺の真ん中のポケットを「サイドポケット」と言います。
ヘッド・フット
ブレイクをする側をヘッド側、ラックを組む側をフット側と言います。
それぞれの真ん中を「ヘッドスポット」「フットスポット」
そして、テーブルの真ん中を「センタースポット」と言います。
ビリヤードの道具その⑦ ボール
言わずと知れたボールです。
ボールの種類には、手球(白い球)と的球(番号がついたボール)があります。
的球は1番~8番を「ローナンバー」9番~15番を「ハイナンバー」と言います。
ハイナンバーは白と帯状のカラーのツートンになっていますね。
ゲームによって全て使ったり使わないボールがあったりします。
ボールの状態でも、お店の程度が分かります。手入れされているお店のボールは艶がありピカピカしています。
逆に、手入れされていないお店のボールは、艶が無くくすんでいたり、凹みがあったりします。
まとめ
ビリヤードの道具も色々ありますね。
これらの名称は基礎的なものばかりなので、ぜひ覚えていただければと思います。
名称がしっかりわかっているだけでも、ビリヤードができる人と会話するときに「おっ、この人できる人なのかな?」と思わせることができます。笑
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
手球が遠めになって「あの熊手みたいなの使お~」って言う初心者の友人に、「それ熊手じゃなくてメカニカルブリッジって言うんだよ」と教える俺。
後日、またビリヤードに来ても「メカニカルブリッジ」の名前は一向に覚えてくれないので、訂正するのをあきらめる・・・(;´∀`)
コメント