こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
ビリヤードで使用するキューはグリップという握る部分があります。
グリップの種類は大きく分けて4種類あり、それぞれ違った使い心地となっています。
キューのグリップを換える機会はそれほど多くないと思いますので、交換する前にそのグリップが自分に合うか事前に知りたいですよね。
今回は、4種類のグリップのそれぞれの特徴をご紹介するとともに、グリップ交換をしてくれるとあるお店もご紹介したいと思います。
自分に合うグリップが見つかれば、かなりキューの使い心地が変わるので、ショットの質も良くなるでしょう。
そして、ショットが良くなれば手球の回転のかかり具合も良くなるので、プレイの幅が広がるでしょう。
グリップの種類その1 糸巻き
糸巻きのグリップは、リーズナブルな値段のものから中堅クラスのキューまで幅広く採用されています。
初めてのマイキューが糸巻きだったって人多いんじゃないかな?
糸といっても裁縫などに使われるような細いものではなく、「リネン」と呼ばれる麻を原料にしたちょっと太い糸が使用されています。
握り心地はサラサラとしており、手の中でキューを遊ばせるときに抵抗感がありません。
手汗をかきやすい人は、相性がいいと思います。
また、糸自体にもクッション性があり、強く握り込むようなハードショットの時も、手が痛くなりにくいです。
デメリットとしては、あまり手汗をかかない人はちょっと滑りやすすぎると感じるかもしれません。
ほとんど手に吸い付かないので、しっかりキューを握ろうとすると手が疲れやすいでしょう。
また保管の際は、糸が湿気を吸いやすいため、未使用期間が長くなるとカビやすいです。
長期間使用予定が無い場合は、キューケースなどに入れっぱなしにせず、キューハンガーなどを使って通気性の良い場所に吊るしておきましょう。
グリップの種類その2 ノーラップ
ノーラップはこれといったグリップの場所が明確になく、フォアアームからバットスリーブまですべてニスでコーティングされているタイプのキューです。
このタイプも、安価なキューから高級なキューまで採用されているグリップです。
安価なキューにおいては、グリップを巻く手間が省けるというコストメリットがあり、シンプルなデザインのものになります。
対して、高級なキューでも採用されているのは、グリップ部分も派手な装飾がされており、それを強調したい場合でしょう。
このキューはいろんな意味でヤバすぎるよ(;・∀・)
逆に中堅クラスのキューでノーラップはあまり見かけないかもしれません。(ないことはないですが)
ノーラップの使用感としては、もちろんコーティングされているのでキュッキュしますし、グリップが無いので硬いです。
それと、グリップの境目が無いので、フォームが固まっていない人は今自分がどのあたりを握っているのかわからなくなったりします。
ノーラップのキューは、手汗をあまりかかない人は手に吸い付きやすいので、使いやすく感じると思います。
逆に手汗をかく人は、汗で滑ってしまって使いにくいでしょう。
私は、ブレイクキューでノーラップの「パワーブレイク魁」を使っているんですが、数時間プレイすると、親指の付け根の骨が痛くなります。
私の握り方の特徴なのかもしれませんが、ハードショットをする人は手が痛くなるかもしれません。
ただ、メーカーがブレイクキューとしてノーラップを販売しているので、その限りではないのでしょうけど・・・。
グリップの種類その3 ゴムグリップ
ゴムグリップ・ラバーグリップ・スポーツグリップ・・・。
呼び方は色々ありますが、グリップ部分がゴムのタイプです。
写真じゃ真っ黒で全然わかんないね(;・∀・)
このタイプここ10年くらいで出てきたグリップです。
発売された当初は、単純に筒状のゴムが巻いてあるだけの物だったので、使っているうちに少しずつゴムがズレてしまって、見た目にもあまりいいものではありませんでした。
最近のスポーツグリップと呼ばれるものは、そのあたりが解消され、キューに接着(?)されているのでゴムがずれる心配は無くなりました。
また、見た目にも今風で、古臭い印象のある「ビリヤード」というスポーツに新たな時代のデザインを取り入れたと言ってもいいでしょう。
使い心地としては、ゴムの柔軟性があるため握り心地が柔らかいです。
また、ゴムのグリップは他の種類のグリップにはない吸い付き感があり、手が滑る心配はほぼ無いでしょう。
それとは反対に、ゴムだとグリップしすぎて扱いにくいという人もいます。
糸巻きとは正反対の性格のグリップですね。
デメリットとしては、古風なデザインのキューには合わないというところでしょうか。
どうしても今風のスポーティな印象があるため、フォアアームのデザインを選びます。
昔ながらのハギのキューにゴムグリップが巻いてあったら、キューのデザインを損ないかねません。
ゴムグリップの最大の利点は、コスパに優れるという点です。
このゴムの部分だけ売っているのですが、今お使いのキューに自分で後付けすることができます。
気になる方は、購入して自分のキューにつけてみてはいかがでしょうか?
取り外しも簡単ですし、お手軽ですよ(*‘∀‘)
グリップの種類その4 革巻き(リングトカゲ)
最後に革巻きグリップを紹介します。
革巻きと一言で言っても、牛革、豚革、トカゲ革、サメ革などなど、様々な革がありますので、その特性は革の種類だけ千差万別です。
私は、その中でも「リングトカゲ」革を愛用しています。
一度使ったら手放せないね!(≧▽≦)
というか、他の革を使ったことが無いです。
なので、「リングトカゲ」革に特化してご説明をしたいと思います。(≧▽≦)
まず、「リングトカゲ」革の質感ですが、トカゲらしく凹凸がたくさんあり、牛や豚のようにツルっとはしていませんね。
ただ、サメ革のようなゴツゴツした感じでもなく、ほのかな柔らかさがあります。
握っていて嫌な感じはしません。
一見するとエナメルっぽい質感ですが、それほどビニール質な感じもせず、動物の革の良さがあります。
使用感については、
- 優しく握ると、それほどグリップせずサラサラとしている
- しっかり握るとそれに応じたグリップ感がある
- チョークなどの汚れが付いても比較的落ちやすい
といった感じです。
個人的には非常に気に入っており、これまで計3本のキューにトカゲ革を巻いてきました。
今使っているパワーブレイク魁がノーラップなので、いずれトカゲ革を巻こうと思っているほどです。
もし、この記事を読んで「リングトカゲ」が気になった方は、是非交換してみてください(*‘∀‘)
グリップ交換してくれるお店 ~マエストロ~
ここでお店を紹介したいと思います。
茨城県牛久市にあるキューリペアショップ「マエストロ」さんです。
マエストロさんはビリヤード「ナイン」の店長さんがやっているリペアショップで、キューのあらゆるリペアをやってくれるお店です。
グリップ交換の腕は確かなもので、非常に美しい仕上げをしてくれます。
これまで、私は3本のキューのトカゲ革巻きをお願いしてきましたが、キューの状態に合わせて革の厚さ、キューグリップ部分の直径などを調整してくれ、全く段差のない素晴らしい仕上がりになって生まれ変わりました。
革の繫ぎ目もよく見ないとわからないくらいピッタリです。
このキューは10年ほど前にトカゲ革にしたんだけど、今でもかなりキレイな状態を保っているよ(≧▽≦)
マエストロさんは、トカゲ革だけでなく、牛革、豚革、などもラインナップは豊富でどれもこれも試したくなってしまいます。
また、グリップ交換だけでなく、シャフトのメンテナンスやジョイントの修理など、キューに関するあらゆるリペア・メンテナンスをしていただけます。
郵送での対応もしてくれるので、遠方の方でもお願いすることができますね。
マエストロさんのHP:https://maestro-cue.com/
まとめ
キューのグリップの種類は大きく分けて4種類あります。
- 糸巻き
- ノーラップ
- ゴムグリップ
- 革巻き
それぞれのグリップは、それぞれの特徴があり、使うプレイヤーの好みやプレイスタイルに合わせたグリップにすることでプレイアビリティが向上します。
その中でも、革巻きは個人的にとてもおすすめです。
革巻きの対応をしていただけるお店は、茨城県牛久市にある「マエストロ」さんがとても丁寧な仕事をしてくれますのでおすすめです。
是非、自分に合うグリップの種類を見つけて、ビリヤードを楽しんでくださいね(≧▽≦)
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
ゴムグリップを後付けでキューに付けてみた。
後付けなので、もちろんゴムの部分は段差になっていて出っ張っている。
構えに入る際、手をスライドさせるとその段差に手が引っかかり、
ゴムが「パチン」ってなる。
その音を鳴らすことに何となくハマってしまい、毎回鳴らしてると、
他の常連さんに「うるせぇよ」って突っ込まれる・・・笑
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