ウエイトボルト調整でショット激変!キューのバランスや重さを知る重要性 | じんぼーブログ 

ウエイトボルト調整でショット激変!キューのバランスや重さを知る重要性

ビリヤード道具

こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/

しばらく投稿をサボってしまいましたが、また再開していきたいと思います!!

キューを変えた、シャフトを変えたなど。

何かしら変化させたときにショットに違和感を覚えることはありませんか?

少し経験が蓄積されてくると、その違和感は確実にショットに影響を及ぼします。

そんな時に、「このキューやシャフトは自分には合わないんだ」「この撞き方は自分には合わないんだ」と元に戻してしまうのはもったいないです。

せっかく新しいキューやシャフトを買ったなら使いたいですよね。

なので、元々使っていたキューと同じようにとはいかないまでも、ある程度調整することは可能です。

それが

「ウエイトボルト」による調整

です。

ウエイトボルトとは

ウエイトボルトとは、キューのバットスリーブの中に埋め込まれている重りの事です。

尻ゴムを外すと、ボルトの頭が見え、工具で取り外すことができるようになっています。

多くは、一般的な六角レンチや、ドライバーが使えます。

初期状態から入っているウエイトボルトの重さに決まりはなく、キューとしての個体のバラつきを調整するために、製作者が適切な重さのボルトを入れます。

なので、同じモデルだからと言って同じ重さのボルトが入っているとは限りません。

じんぼーの悩み

以前、ブレイクが上手く撞けなくなり、撞き方を見直した記事を上げたことがありました。

だいぶ違和感は消えてきていたのですが、それでも「上を撞きやすい」「撞点が安定しない」などの悩みがありました。

それで、

「そういえば、ブレイクキューの重さって計った事ないな」

と思ったので、確認することにしました。

キューの重さと重心を知る

まずは、キュー全体の重さを確認します。

ちなみに、私の持っているキューの重さは、

プレイキュー:533g(約18.8oz)(ウエイトボルト全抜き)

ブレイクキュー:553g(約19.5oz)

です。

重心位置は、ジョイントから

プレイキュー:250mm

ブレイクキュー:265mm

でした。

写真のキューの上下が逆になってしまいました(;・∀・)

上がブレイクキューで、下がプレイキューです。

プレイキューに比べて、ブレイクキューのほうが重くて後ろ重心なのが分かりました。

まあ、ブレイクキューってそういうバランスのイメージですよね。

ちなみに、他に比較対象がないので、これが一般的なブレイクキューに比べてどうなのかは分かりません(;’∀’)

それでは、次はそれぞれのバットとシャフトを確認していきましょう。

バットの重さと重心

バットの重さは

プレイキュー:413g

ブレイクキュー:435g

です。

これも想定通り、プレイキューよりブレイクキューが重いですね。

バットの重心は、ジョイントから

プレイキュー:390mm

ブレイクキュー:415mm

これも、やはりブレイクキューのほうが後ろ重心ですね。想定通りです。

シャフトの重さと重心

シャフトの重さは

プレイキュー:120g

ブレイクキュー:119g

あんまり変わりませんね。

少し軽いくらいでしょうか。

握った感じはブレイクキューのシャフトのほうが太いので、少し重いと思ったんですが。

シャフトの重心は、ジョイントから

プレイキュー:250mm

ブレイクキュー:263mm

上がプレイキューのシャフトで、下がブレイクキューのシャフトです。

ブレイクキューのシャフトのほうが少し前重心ですね。

じんぼーのブレイクキューのウエイトボルトは

上記の計測で、私が使っているブレイクキューはプレイキューに比べて少し後ろ重心であることが分かりました。

早速ボルトを抜いてみました。

果たして何gのボルトが入っているんでしょうか。

14gでした!

じんぼー
じんぼー

結構長いボルトが入ってたね

ボルトの長さは長いですが、素材がアルミなので重さは軽いです。

このボルトを抜くことで、少しは前バランスに変わります。

じんぼー
じんぼー

たった14gでそんなに変わるのかな?大さじ1杯分でしょ?

約25mmくらい重心が前に変わりましたね。

プレイキューとほぼ同じくらいになりました。

果たして、これでショットは改善するのでしょうか。

ショットの変化

早速ブレイクしてみることに。

軽く素振りすると、明らかにキュー尻が軽いのが分かりますヾ(≧▽≦)ノ

そして、いざショットをすると・・・

ちゃんと中心~少し下の撞点を撞くことができるようになりました!!

重さで持っていかれないようになったのでしょうか。

撞点も結構安定しています。ヽ(^o^)丿

キューが軽くなったためか、キュースピードが上がって、今までより強いブレイクができるようになった気がします。

スピードが測れないので定量的な判断ができませんが、こちらの方がブレイクしてて気持ちがいいです。

じんぼー
じんぼー

ボルトを抜いて正解だったね!14gでもそんなに変わるんだね!

こんなことなら、もっと早く重さを測っておくんだった・・・

悩みとその解決策

それなりにビリヤード経験を積んでいる方で、まだウエイトボルトをいじったことがない人は調整してみるとその違いが明確に分かることでしょう。

(もちろん、そんなに経験がなくても、今使っているキューが使いづらいと思っている方にも有効です)

細かいショットや優しく回転をかけるショットがやりづらい

その場合は、今回の私のブレイクキューのように後ろバランスになっていると思います。

ボルトを抜いたり、少し軽いものに変えたりすることで、改善される可能性があります。

ただ、その代わりに、パワーが少し落ちたり押し球の効きが落ちることもあるかもしれません。

パワーがなく手球を走らせづらい

パワーがないキューは重さが軽いか前重心になっていると思われます。

ウエイトボルトを追加したり、エクステンダーを装着することで後ろ重心になり、キューの重さも増えるのでパワーが出るでしょう。

それで重心が変わるのが嫌なら、ジョイント部に追加するウエイトなんかもあるようですね。

ただし、キュー尻が重くなる分、押し球は押せるようになると思いますが、引き球がやりにくくなるかもしれません。

※ご自分のキューに適合するかよく確認してくださいね。

ウエイトを変えることでの感覚の変化

ウエイトを変えると、押し球や引き球の変化以外にも変わることがあります。

私の経験値から感じた変化をまとめてみました。

タップの硬さの感覚が変わる

まず感じるのは打感です。

例えばMの硬さのタップを着けていて、その感覚に慣れていたとしましょう。

そこからウエイトを重くすると、タップの打感が柔らかく感じ、ウエイトを軽くすると硬く感じます。

なので、重いキューが好みの人は、重さでタップが負けないようにM~Hの硬さのタップのほうが打感が良くなると思いますし、逆に、軽いキューが好みの人は、硬いタップだとキューが負けてしまうので、S~Mくらいの硬さがいいと思います。

もちろん、好みの問題なので、その限りではありません。

じんぼー
じんぼー

キュー自体の硬さやシャフトの硬さも影響するからね~。キューの重さと硬さに合うちょうどいいタップが見つかるといいね!

構えた時のグリップやブリッジの位置

ウエイトを変えると、キューの重心が変わります。

キュー尻が重くなると後ろ重心になりますし、軽くなると前重心になります。

当然ですが、重心が変わると、いつもと同じ場所で構えると違和感を感じると思います。

そんな時は、構える位置を変えると、この違和感を少し緩和できるでしょう。

キュー尻を重くして後ろ重心になった場合は、いつもよりブリッジを長くして、その分後ろをグリップする。

キュー尻を軽くして前重心になった場合は、いつもよりブリッジを短くして、その分前をグリップする。

このようにすると、振ったときの違和感が少しマシになるでしょう。

とはいえ、あまり大きく変えてしまうとストロークが変わってしまい、狙った撞点が撞けなくなってしまうので、慣れなきゃいけない部分だとは思います(;’∀’)

まとめ

ウエイトボルト調整をすると
  • キューの重さやバランスが変化する
  • 自分に合った重さやバランスにすることで、ショットが良くなる
  • 重さやバランスを変えると、打感や構えた感覚が変わる

今回は、ブレイクキューのウエイトボルト(たった14gですが)を抜くことで、かなりの違いを体感できました。

今使っているキューの状態が最良というわけではなく、ウエイトの調整をすることでより自分に合った相棒に変わるかもしれませんよ!(^O^)/

それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/

コメント