こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
今回紹介するのは、土方隼人プロや平口結貴プロをはじめ、数々のトッププレイヤーが使用しているBIZENタップです。
タップは消耗品ですので、いずれは付け替えなくてはなりませんが、そんな時、何をチョイスするか悩みますよね。
公式のHPでは良いことばかり書いてあって、実際使ってみた感覚などはなかなか読み取れないものです。
なので、BIZENタップが気になっている方の参考になればと思い、私が使ってみてどこが良くて、どこが悪いかなどなど書いていこうと思います。
これまでの歴史で牛革は一枚革が当たり前でした。
しかし、BIZENタップは革同士の接着が難しいとされる牛革を積層しているタップです。
今回チョイスしたのは、BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)です。
以前、BIZEN TIP (ノーマル・準ハイテクシャフト用)をレビューし、ものすごく良いタップだったので今回もかなり期待しています(´▽`)
なので、レビューの基準もBIZEN TIP (ノーマル・準ハイテクシャフト用)との比較が多くなると思います。
もちろん、私がこれまで基準としてきた斬タップM(豚革代表)との比較も交えられればと。

ハイテクシャフト用すごく気になってたんだよね!
それと、今回はBIZENタップの交換動画がYoutubeにアップされていたので、それも参考にしました。
※感想はあくまで私個人の感じたことですので、もちろん万人に当てはまるわけではありません。
シャフトやバットも違えば、撞き方や感触の好みなども人それぞれなので、参考レベルで読んでもらえればと思います。
↓BIZEN TIP公式HP
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:ファーストインプレッション~5時間
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:5時間~15時間
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:15時間~30時間
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:30時間~45時間
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:45時間~60時間
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:60時間~75時間
- BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:75時間~90時間
- まとめ
- おまけ ~今日のビリヤードあるある~
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:ファーストインプレッション~5時間

BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて最初の5時間くらいの感想としては、
- 【打感】:豚革積層のMとSの間くらい。BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)と同じくらい
- 【反発】:反発がいい。手球が良く走る
- 【押し引き】:まだ撞き締まっていないのか、強めの引きではタップに回転が食われる感触。押しはしっかり乗る
- 【ひねり】:めちゃくちゃひねれる。気持ちトビが出る。BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)より少ない
- 【グリップ感】:さすが牛革、かなりグリップ感がある
- 【球離れ】:球持ち長め。BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)より気持ち早いか?あんまり変わらないかも
さて、ワクワクの初撞きです(´▽`)
打感はBIZEN(ノーマル・準ハイテク用)の最初とあんまり変わらないですね。
付けてすぐなので少し柔らかめというか、まだ撞き締まっていない感じはあります。
打音もまだ柔らかく、トムッって感じの音です。
押しひねりは期待通り回転がかなり乗ってくれます。
引きはまだ撞き締まっていないので、少し回転を食われる感じはありますが、通常使用の範囲では問題なく引けます。

BIZENへの信頼は揺るがないね!
ひねりに関して、BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)との違いが早速感じられました。
それは、トビが少ないというところです。
豚革積層に比べると少しトビは出るのですが、BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)よりは少ないです。
BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)は球持ちの長さによる回転の乗りがあり、それ故、ひねりの際はトビが大きめだったのですが、BIZEN(カーボン・ハイテク用)は、球離れが気持ち早く(それでも豚革積層より球持ちは長い)トビが抑えられています。
それでもひねりは十分すぎるほど乗るので、使い勝手は最高です。

BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)の時に、もっとトビが少なければな~と思っていたのが見事解消されてる!
グリップ感は相変わらず絶大で、ミスキューする気配がありません。
この安心感は豚革では得られませんね!
初期の変形はやはり大きいです。
あっという間にRが潰れて平らになっていきますし、サイドも膨らんでいきます。
BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)より潰れるのが早い気がします。
この記事を書くまで知らなかったんですが、BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)は6枚積層で、BIZEN(カーボン・ハイテク用)は8枚積層なんですね。
1枚ずつが薄い分、潰れるのが早いということなんでしょうね。
Rをつけるためにしょっちゅう削っているので、なんだかもったいなく思っちゃうんですよね・・・(;´∀`)
BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)の時もそうでしたが、この初期変化をしっかりメンテナンスしてあげることでBIZENの性能を発揮できますよ!
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:5時間~15時間

BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて5時間~15時間くらいの感想としては、
- 【打感】:撞き締まって少し硬めの打感に変化。といっても豚革積層のMくらい
- 【反発】:パワー感はまだまだ健在。十分な反発がある
- 【押し引き】:撞き締まってきたので引き球もかなり効くようになった
- 【ひねり】:撞き締まってもトビは少ないまま。回転乗る
- 【グリップ感】:少しサラッとした感じに変化。初期のグリップ感よりは落ちた
- 【球離れ】:早くなるかと思ったが、あまり変わらず
早くも撞き締まってきましたね。
BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)は撞き締まるのに20時間くらいかかったんですが、このBIZEN(カーボン・ハイテク用)は約10時間くらいで撞き締まりました。
もう横のふくらみもほとんどありませんし、Rも維持するようになりました。
それと、音が良くなりましたね!
初期状態より少し高めの「コンッ」って感じの音になり、音質にクリア感が出ました。

撞き締まる早さが早いのはうれしいね!
グリップ感は少し低下した感覚があります。
Rのフェイス面もサラッとしてきて、初期のボソボソ感がなくなりました。
手球とブリッジが近く、立てキュー気味になる引き球なんかはミスキューの匂いがします。
このあたりは、BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)のほうが安心感はありました。
しかし、豚革積層と比較すると、やはり圧倒的な安心感があります。
撞き締まったことで引き球が効くようになりました。
タップにコシがあるので、安心して下撞点を撞くことができます。

豚革積層のトビの少なさやカッチリした感触と、BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)の圧倒的グリップ感と回転のかかりやすさのいいとこ取りしたようなタップだよ!(^▽^)
BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)のとき、その性能の高さに感動すら覚えましたが、トータルバランスという意味ではこのBIZEN (カーボン・ハイテク用)のほうが整っていると思います。
もちろん人の好みがあるので、一概には言えませんが、私個人としてはこのタップがじんぼーのビリヤード人生最高を更新したと思いますね!
おそらく、このくらいの使用時間が一番「旬」なんでしょう。
BIZEN(ノーマル・準ハイテク用)はそのハイパフォーマンスを100時間近く維持した超長寿タップでしたが、BIZEN (カーボン・ハイテク用)は仕上がりが早いので少し寿命が短いんじゃないかなと思っています。
とはいえ、豚革積層よりは持つと思いますので、このパフォーマンスがどのくらい続くのか楽しみですね!(^▽^)
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:15時間~30時間

BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて15時間~30時間くらいの感想としては、
- 【打感】:撞き締まった打感のまま変化なし
- 【反発】:反発がいいまま変化なし
- 【押し引き】:いい状態のまま変化なし
- 【ひねり】:変化なし
- 【グリップ感】:サラッっとした感じのまま変化なし
- 【球離れ】:変化なし
早くも安定期に入ったようです。
打感やR形状、側面のふくらみも変化がなくなってきました。
Rのフェイス面もサラッとした状態のまま変わらずですが、ちゃんとチョークをつけていればそれほどミスキューの不安はありません。
BIZENがこの状態になると、しばらくの間は性能を維持してくれるはずなので、それほどメンテナンスせず使いっぱなしでいいから楽なんですよね!(^▽^)
フェイス面の状態を荒らしたいという方は、たまに棒やすりで叩いてあげるとか、150番とか200番くらいの粗目の紙やすりで少しこすってあげるくらいでいいと思います。
ひねった時のトビの少なさにも慣れてきたので、あとはひねり回転によるスロウに慣れるだけですね。

タップがかなりいいから、飛ばしても言い訳できないね!(;´∀`)
そうなんです。
タップが良すぎるので、何一つ言い訳にできないんですよ( ;∀;)
このタップを使って手球をコントロールできないのは、もう全部自分の腕ですね!
なんともプレイヤーに優しくも厳しいタップなんでしょうか・・・。

条件は揃えてやった。あとはお前が結果を出すだけだ。( ー`дー´)キリッ
これはプレッシャーですね~笑
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:30時間~45時間
※また写真撮り忘れたよ!!;つД`)
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて30時間~45時間くらいの感想としては、
- 【打感】:変化なし
- 【反発】:変化なし
- 【押し引き】:変化なし
- 【ひねり】:変化なし
- 【グリップ感】:変化なし
- 【球離れ】:変化なし
さて、書くことがなくなりましたね。
こうなると、全然変化しなくなるんですよね。ほんとブロガー泣かせですよ。(誉め言葉)
どんなハードショットをしようと、限界撞点ばっかり使おうと、Rも潰れなければサイドも膨らみません。
ある意味これがBIZENの真骨頂ではないでしょうか。
ひとたび安定期に入れば、
「レベルの高い合格点を超えるタップ オールウェイズ性能を発揮してくれる」
そんな最高なタップです。(^▽^)
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:45時間~60時間

BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて45時間~60時間くらいの感想としては、
- 【打感】:変化なし
- 【反発】:変化なし
- 【押し引き】:変化なし
- 【ひねり】:変化なし
- 【グリップ感】:変化なし
- 【球離れ】:変化なし
もう、ずーっと変化なしです。
ずーーっといい状態継続中。
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:60時間~75時間
※変わらなすぎて写真撮り忘れたよ!!;つД`)
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて60時間~75時間くらいの感想としては、
- 【打感】:変化なし
- 【反発】:変化なし
- 【押し引き】:変化なし
- 【ひねり】:変化なし
- 【グリップ感】:変化なし
- 【球離れ】:変化なし
もう、ずーっと変化なしです。
ずーーっといい状態継続中。
(コピペ笑)
BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用) 使用時間:75時間~90時間

BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を着けて75時間~90時間くらいの感想としては、
- 【打感】:変化ないと思っていたけど、ほんのちょっとだけ硬くなったかも。
- 【反発】:変化なし
- 【押し引き】:変化なし
- 【ひねり】:変化なし
- 【グリップ感】:気持ち落ちたかな?フェイス面が少しツルっとしているような・・・
- 【球離れ】:変化なし
これまでずっと変化なしでしたが、少し撞き締まってきたような気がします。
多分、ここにきて急に撞き締まったというより、本当に徐々に徐々に気づかないうちに締まっていったのではないかと思います。
もしくは、表面を荒らすために少しずつ削っているので、厚みが薄くなった分硬く感じ始めたのかもしれません。
ふとした瞬間に、「コンッ」といい音が出たので、「あれ?少し硬くなってきたのか?」と感じた次第です。
そのくらい変化が小さく、安定した性能を維持しているということですね。
BIZEN TIP (ノーマル・準ハイテクシャフト用)の記事の時もこのくらいの使用時間で一度区切ったのですが、まだまだ使えそうです。
今回も同じパターンですね。
豚革積層だったらとっくに寿命を迎えているところです。
まとめ
今回は、BIZEN TIP (カーボン・ハイテクシャフト用)を使って、使用時間に応じてどのように変化するか見てきました。
まだまだ使える状態ですが、この記事としてはここで締めたいと思います。
(ノーマル・準ハイテク用の時も一旦ここで締めました。)
もちろん、このタップは寿命が来るまで使い続けたいと思いますし、寿命が来た時は、改めて記事に追加しますのでお楽しみにヾ(≧▽≦)ノ
- 新品~10時間:変化期。変形が大きく、徐々に撞き締まっていく。ノーマル・準ハイテク用より締まるのが早い。
- 10時間~:ずっと旬!かなり高い次元で性能を維持し続けるのはノーマル・準ハイテク用と同じ。
このタップはこんな人におすすめ
- 押し引きひねりの回転力を求めている方
- 旬の持ちの持久力を求めている方
- ノーマル・準ハイテク用より、ひねった時のトビが小さいほうがいいと思う方
- 初期のR潰れや側面膨らみが適切にメンテナンスできて、タップを育てることができる方
- とにかくタップ交換をなるべくしたくない人
総合的に見て、相変わらずとにかく素晴らしいタップだと思いました。
- トビが軽減されており、ひねりが楽
- 初期の締まりが早く、タップの育ちがいい
- グリップ力は、豚革積層 ≪ カーボン・ハイテク用 < ノーマル・準ハイテク用
- ひねりの回転力は同じくらい
- 球離れが早め
- 打感は少し硬め
- (まだ死んでいないが)少しだけ寿命が短そう。もうすぐで終わりそうな感覚。
- ※それでも豚革積層よりは圧倒的に寿命は長い

俺の基準タップに認定します!(^▽^)
こんなハイスペックなタップを基準にしてしまったら、これを超えるタップはなかなか現れない気がしますが・・・(;´∀`)

だって、これを知っちゃったら他のタップ使う気にならないよ?(´ω`)コスパもいいし。
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
↓BIZEN TIP公式HP
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
最近のタップはみんな3,000円近くするのが当たり前。
性能が上がっているのは確かだけど、昔は1,000円前半で豚革積層が買えてた。(モーリ3とか)
懐が寂しい学生とか若者には辛い時代だからこそ、BIZENみたいな長期間使えるタップは嬉しい。
浮いたタップ代でたくさん練習してほしい。






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