こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
もうとっくに梅雨は明けて、日差しがきつい時期になってきましたね。(夏にこの記事を書いています)
それにしても、雨の日はとにかく台が遅い(重い)です。

ビリヤードに行く足取りも重くなりそうだよ(;・∀・)
少しビリヤードをやっていると、天気や環境によってテーブルコンディションが変わるのが体感できるのではないでしょうか。
ビリヤードのテーブルでボールが接するのは、ラシャとクッション、それと他のボールです。
雨の日などに、それぞれがどのように影響するのか、私の体感も含めてお話ししたいと思います。
また、それを加味してプレイに生かせるといいですね!(^_^)
テーブルコンディションを変化させる要因
テーブルコンディションは、さまざまな要因で変化します。
そのうちのいくつかを紹介しましょう。
湿度
梅雨時期の雨の日なんかは、やはり湿度が高くなりますので、ラシャが湿気を吸って遅く(重く)なりやすいです。
逆に、冬でしたら雨でもそれほど湿度が上がらないので、結構ラシャが速かったりします。

人の多さ
試合などで、一つの空間にたくさんの人が集まると湿度が高くなります。
なので、試合の後半、決勝戦に近づくにつれてコンディションが重くなっていくなんてこともあります。

テーブルの汚れ
やはり試合などで、何回戦も掃除せずに使い続けられたテーブルは、チョーク汚れなどが溜まって重くなっていきます。

汚れに関しては、ボールの「ヨレ」にも影響するので、非常に遅い(コロコロ~っとゆっくり転がるような)ショットの際には注意が必要です。
テーブルの速さとは
よく、テーブルが「速い」「遅い」「重い」「走る」「走らない」とかって言いますよね。
※そういえば「軽い」はあんまり聞いたことないかもですね。

私も初めは「テーブルが動いているわけじゃないのに何を言っているの?」って思ってた。
- ボールがよく転がる。ラシャの抵抗感が少ない感じ。
- 押し引きなど縦系の回転が良くかかる。
- ひねりの時、気持ちトビが出やすい。カーブが出にくい。
- ボールが転がりづらい。抵抗感がある。
- 押しはともかく、引き球は引けなくなる。
- ひねりの時、トビが少なくなる。カーブが早めに出る。(インパクトの瞬間にラシャの抵抗があるため)
大体こんな感じの球の転がり方になりますね。

遅いテーブルが好きな人ってあんまりいない印象。・・・でも人によるのかな?(;´∀`)
そうですね。私も速いコンディションの方が好きです。
でも、どんなコンディションでも合わせられるようにならないとダメなんですけどね(;’∀’)
あと、ハードショットを多用するようなプレイスタイルの人はあんまり気にならないのかもしれませんね。
クッションの速さと食いつきとは

クッションにも速さがあります。
ラシャとは少しニュアンスが違います。
- 速いクッション:球がクッションした瞬間にバネのように跳ね返される
- 遅いクッション:球がクッションした瞬間にショックが吸収され、反発の勢いがなくなる
クッションの速さは、中に入っているゴムの新しさや材質(?)によるので、環境にはあまり影響されないかもですね。
比較的新しいテーブルはクッションが速い傾向だと思います。
クッションの速さは、バンクショットや空クッションだけでなく、通常の出しで手球をクッションさせる際にも影響します。
速いクッションだと、いつもより手球が転がってしまい、出し過ぎることがあるでしょう。
- 湿気が少ないとき:クッションがあまり食いつかない
- 湿気が多いとき:クッションの食いつきやすい
クッションの表面にもラシャが貼られていますが、やはり湿気などを吸って食いつきが変わってきます。
ひねりなどで横回転が入った状態でクッションすると手球の反射角が変わります。
例えば、クッションに対して逆ひねりが入った状態のとき、湿気が多いと食いつきやすいので手球が立ってくれますが、湿気が少ないと食いつきが悪いので開くような反射角になりやすいです。

ボール同士の摩擦
湿気が多いときは、ラシャだけでなくボール同士の摩擦も大きくなります。(私はそう感じています)
何が言いたいかというと、スロウの影響が強くなるということです。
スロウについては過去記事を参照していただきたいと思います。
スロウはひねりを使う時には考えなくてはならない現象です。
スロウについての詳細は上記リンク記事を参照して頂きたく割愛しますが、梅雨時期は特にスロウが強く、ひねりを効かせた切り返しなどでいつもより狙いの厚みがズレる感覚があります。
なので、的球の厚みを狙う時、いつもよりスロウを加味した見越しを取る必要があります。
雨天時の重いテーブルでの対処方法
天気やビリヤード場の環境など、自分ではコントロールできません。
なので、撞き方や取り方を変えて自分から合わせに行かなくてはならないのです。
ショットの強さ
湿気が多いときはラシャが重くなる(手球が走らなくなる)ので、いつもより気持ち強めにショットする必要があります。
引き球なども、的球に到達するまでにラシャとの摩擦で引き回転が減ってしまうので、いつもより多めの引き回転をかける必要があります。
ポジション方法の考え方
引き球でポジションするような取り方は難しくなるでしょう。
いつもより引き球が効かなくなる(ラシャの抵抗が増えるため、的球に到達するまでに引き回転が弱まってしまう)ので、手球と的球が離れてしまったら引き球を諦めて押し球でポジションできるラインを探しましょう。
湿気が多いときは、クッションの食いつきも良くなるので、ひねりが少なめでも食ってくれます。
押し+ひねりを上手く使ってポジションするゲームメイクをするといいと思います。
ただ、普段から引き球の練習をしておけば、「いつもよりは引けないけど、少しは引ける」ということもあるので、全くできないよりは全然いいですね。
道具でカバーする
湿気が多いとシャフトとブリッジも滑りにくくなります。
こういう時はグローブが非常に有効だと思います。
私は普段からグローブを使わないので、この時に限っては「持ってればよかった」と思う時もあります。
あと、これは私の個人的な意見なので気持ち半分で聞いてもらえればと思うのですが、
湿気が多いとき、タップは硬めがいいと思います。

まあ、普段から硬めのタップが好きなんだけどね。(;’∀’)
テーブルが重い時ほどインパクトの瞬間に「手球を持ちすぎてしまう」感じがあるんですよね。
なので、硬めのタップの方が球離れが良く、瞬間的に回転をかけやすく、重いコンディションの中でももっさりしないでプレイできると思っています。

もっさりってなんやねん(・_・;)
笑
普段から柔らかめのタップをお使いの方は、逆に「柔らかめのタップの方がいいよ!」って考えているかもしれません。
完全に好みなので、硬めのタップを無理強いするつもりは全くないので悪しからず。
まとめ
- テーブルコンディションを変化させる要因は、湿度、人の多さ、テーブルの汚れなどである。
- テーブルコンディションは、「速い」「遅い」「重い」「走る」「走らない」などと言ったりする。
- クッションにも「速い」「遅い」「食いつく」「食いつかない」などの状態がある。
- テーブルコンディションは自分では変えられないので、プレイスタイルや道具で対応するしかない。
今回は、テーブルコンディションについていくつか紹介しました。
コンディションを掴んでより良いプレイをして結果が出せるようになるといいですね!
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
力加減を失敗して、出しが短くなってしまった時、「今日はテーブル重めですね~」って対戦相手に言っておけば分かっている風を装える。(雨の日に限る)
コメント