ビリヤード あなたの厚みは間違っていない!?外れた原因はスロウだった | じんぼーブログ 

ビリヤード あなたの厚みは間違っていない!?外れた原因はスロウだった

ビリヤードテクニック

こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/

ひねりをするときに、トビ、カーブ、スロウを考えすぎて頭がパニックになるじんぼーです。笑

ひねりを使って手球を撞いた時に、的球への厚みは合っているはずなのに、なぜかポケットを外してしまったという経験ありませんか?

私はしょっちゅう「あれ?」となっています。

そんな時、大体の人は、「トビの見越し間違えて厚みがずれたかな?」と思ってしまうと思うんです。

しかし、実は、見越しも厚みも合っていて、「スロウ」の影響で的球がずれた可能性もあるんです。

ひねりを使う際は、このスロウもある程度考慮に入れる必要があります。

ひねりについては、こちらの記事でご紹介していますので、ひねりについて知りたいという方は読んでみてください。

この記事の中で、「トビ」と「カーブ」については触れているのですが、「スロウ」については後述としていました。

今回は、「スロウ」を少し深堀りして説明したいと思います。

スロウがどういう現象か理解できると、あなたのシュート率もさらに向上する!かも?

この記事でわかること
  • スロウという物理現象
  • 押し引きとスロウの関係
  • ひねりとスロウの関係
  • やっぱりハイテクシャフトは便利

スロウという物理現象

スロウとは、

「球と球が接触する時に発生する摩擦によって、的球の進行方向にズレが生じる現象」

です。

じんぼー
じんぼー

なんか、あんまり実感湧かないんだけど・・・

じんぼー
じんぼー

だってあんなツルツルの球体の硬いボールが一瞬接触するだけなのに、そんなに摩擦力って発生する?

そう思いますよね。

私はそう思っていました(;´Д`)

でも、みなさん、これやってみてください。

球同士をこすり合わせている写真

こうやって、ボール同士を擦るとツルツル滑りますか?

意外と摩擦を感じません?

じんぼー
じんぼー

そこまでツルツルじゃないかも・・・

球体なので点接触なんですが、結構滑らないんですよね。

そのくらい、ビリヤードのボール同士は摩擦抵抗があるんです。

ちなみに、摩擦力の計算式はこちら

|R|max=μN

R=静止摩擦力
μ=摩擦係数
N=垂直抗力

なので、接触面積や接触時間は摩擦力に何の関係もないんですね。

点接触だろうが面接触だろうが、摩擦力は変わらないんです。

次に、テーブル上で転がした際にどのくらいスロウが発生するか確認してみましょう。

スロウを体感できるショットの例

このように、1番と2番がポケットに向かって真っ直ぐでくっついているので、普通に考えればどこから当てても1番はポケットしそうに思えます。

しかし、実際は、横から当てた時はスロウが発生し、1番は2番の進行方向側に引っ張られます。

このように実験してみると、スロウの影響というのは全然無視できないんです。

じんぼー
じんぼー

無回転で当たってもスロウが発生するってこと?

そうです。

厳密には、ストップショットでさえも、的球にフリがあればスロウは発生して、接触点より厚めに進みます。

スロウを考えた的球の進行方向
じんぼー
じんぼー

じゃあ、前に狙い方を説明してたこの記事はでたらめだったと!?

厳密にはそうです。笑

ただ、初心者向けということで、そのあたりの複雑な現象は省いて説明することで、狙いのイメージを掴んでほしかったのです。

じんぼー
じんぼー

えー(゚д゚)

確かに、机上で書いた「ポケットするための的球と手球の接触点」はスロウを考慮していません。

しかし、実際のプレイで、その接触点に正確に当てることができたかどうかわかりますか?

  • ポケット出来た≠理論上の接触点に当てることができた
  • ポケット出来た=スロウも加味した適切な接触点を感覚で覚えた

なのです。

つまり、皆さんは知らず知らずのうちにスロウを感覚で修正しているんです。

押し引きとスロウの関係

押し球や引き球の際にもスロウは発生します。

押し球の時の手球の前回転は、的球を逆回転させます。

押し球の時のスロウ

逆に、引き球の時の手球の逆回転は、的球を前回転させます。

引き球の時のスロウ

これらは、的球に対して正面から当たった時に与えるスロウの影響です。

上記の絵から分かる通り、押し球より引き球のほうが、的球が素直に前に出そうですよね。

押し球の場合は、的球は逆回転するので、一瞬ですが、ラシャとの摩擦と手球との摩擦に板挟みにされ、その場にとどまろうとします。

それにより、スロウの影響が引き球より大きくなります。

ということは、的球にフリがある場合、押し球の場合は厚めに的球が進むということです。

ひねりとスロウの関係

スロウの影響を最も受けるのは、やはり手球をひねった時でしょう。

ひねりは、ご存じの通り手球の左右を撞いて横回転を加えることですが、その手球が的球に当たった時も横回転の影響が的球に伝わります。

右を撞いて左回転する手球が的球に当たると、的球は左に引っ張られます。

左を撞くとその逆ですね。

これが順ひねりと逆ひねりでその影響度合いが変わってくるんです。

順ひねりはスロウが相殺される

順ひねりは的球に当たった厚みに対して進行方向がずれにくいと言われています。

それは、手球が進む進行方向に対して発生するスロウと、手球が回転していることで与えるスロウが逆向きだからです。

順ひねりの時のスロウ

もちろん、ひねりの回転やショットスピードによって条件は無限に変化しますが、皆さんおおむね順ひねりのほうがシュート率が高いんじゃないでしょうか。

逆ひねりはスロウで厚みは悪化しない

順ひねりに対して逆ひねりはスロウがより厚く出ると思うかもしれませんが、実はそれほど悪化しません。

逆ひねりの場合は、手球が進む進行方向に対して発生するスロウと、手球の回転が与えるスロウが同じ向きで、更に厚く進みそうなのですが、無回転時と同じような厚みになります。

逆ひねりの時のスロウ

なので、逆ひねりを使う際は、トビだけ意識して、いつもの接触点を狙うといいかもしれません。

(あなた個人の感覚の修正は必要だと思いますが)

やっぱりハイテクシャフトは便利

結局、ここになってしまうのですが、ひねりを使う場合に考えなければならないことは、

ひねりを使うときは
  • トビ(撞いた直後の手球のズレ)
  • カーブ(横回転がほどけていく過程で元に戻ろうとする動き)
  • スロウ(手球の回転が的球に与える影響)

これらを合算して厚みを考えなくてはならないのです。

それぞれに影響を与える要素
  • トビ   → シャフトやタップ、撞き方
  • カーブ  → 手球の回転数、手球のスピード、ラシャの状態
  • スロウ  → ボールの表面状態(使い込んで荒れているなど)、手球のスピード

このように、それぞれの現象に影響を与える要素を考えると、自分でどうにかできるのは「トビ」と「カーブ」です。

しかも、「カーブ」については、ラシャの状態はどうにもできません。

その中で、ハイテクシャフトを使うことで、「トビ」をそれほど意識なくてもいいようになります。

最近のハイテクシャフトは本当にトビが少ないです。

なので、ハイテクシャフトを使うだけで、残り二つの「カーブ」と「スロウ」を考えれば良くなり、更に言えば、よほどロングの遅いショットスピードでもない限りカーブもそれほど出ないのでこれもあまり意識しなくもいいのです。

となれば、ハイテクシャフトを使って、それなりのキュースピードで撞いていれば、考えるのはスロウだけでいいなんてことにもなります。

ほんとにハイテクシャフト様様ですね!笑

もちろん、ノーマルシャフトを使い慣れている人からしたら、トビが少ないハイテクシャフトは違和感以外の何物でもないんでしょうけど、これからひねりを使い始めるというクラスの人は、ハイテクシャフトにしておいても全く損はないでしょう。

じんぼー
じんぼー

シャフトでそんなに変わるの?

変わります!本当に変わります(*‘∀‘)

今、ひねりに悩んでいる人は、是非ハイテクシャフトを試してみてください。

私はそれでひねることへの苦手意識を克服できました。

まとめ

今回は、スロウについて解説しました。

ひねりを使う上で、避けて通れないスロウという現象。

何となく理解できたでしょうか。

スロウについてまとめ
  • スロウとは、球同士の摩擦で的球の進行方向にズレが生じる現象
  • 手球が無回転でも、スロウは発生している
  • 押し球の時は厚めにスロウが発生し、引き球の時はスロウが小さい
  • 逆ひねりの時はストップと同じくらいスロウが発生し、順ひねりはスロウが相殺されやすい
  • ハイテクシャフトを使うことで、トビへの意識を少なくでき、スロウの影響に集中できる

以上、いかがでしたでしょうか。

もし、ひねりを使って外してしまった時は、もしかしたらスロウの影響だったのかもしれません。

今回の記事を参考にしていただいて、スロウを考えてひねると、次はポケット出来るかもしれませんよ(*‘∀‘)

それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/

おまけ ~今日のビリヤードあるある~

トビ、カーブ、スロウ、

なんで、トビだけ日本語なんだろう・・・。

ちなみに、トビは「ディフレクション」というらしいのだが、そう言ってる人見たことない。

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