こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
スタンスの回でも書いた通り、ビリヤードにおいて構え方などはその人の骨格や筋肉によって個人差があるので、比較的自由です。
その人が構えやすいスタンスを取ってもらっても大丈夫です。
しかし、ショットに関しては、いわゆる悪癖はあります。
この悪癖は、ビリヤードが上達する上で障害となるので、ぜひ、心当たりがある方は直したほうが良いと思いますので紹介しますね。
悪癖① ショットの際キュー先を摺り上げる
ビリヤードをやり始めて少し慣れてきたころ、こういう癖の人をたまに見ます。
ショットした直後にキュー先を摺り上げています。
これが癖になると、ショットと同時にブリッジを離してしまうことになるので、撞点が定まらなくなります。
ということは、シュート率がめちゃくちゃ下がりますね。
狙いは合っているはずなのに、全然ポケット出来ないという状態に陥ります。
これをやっている人は今すぐ直しましょう!(/・ω・)/
実は私もその一人でした。
私の場合、ビリヤードを初めて2~3カ月くらいでこの癖をしてました。(無意識のうちに)
それを、当時通い詰めていたビリヤード場の店員さんに指摘されたので直しました。
「ショットの時そんなにキューを摺り上げちゃダメ。キューはしっかり前に出すんだよ!」
なので、この癖をやっている人を見ると、昔の自分を思い出してちょっと恥ずかしくなるんですよね。
悪癖② ショットの時にこじる
「こじり」というのは、ショットの瞬間に力むことで利き手の手首を内側もしくは外側に握りこんでしまうことで、キュー先が左右にズレることです。
つまり、手首の脱力ができていないだけでなく、力むせいで真っ直ぐ撞けないんですね。
下の写真では、手首が内側に巻き込んでいるのがわかると思います。
そして、「こじり」が本当にやっかいなのはそれだけではないんです。
「こじっていることに本人が気づかないときがある」ということなんです。
その場合、自分はこじっていることに気づいていないので、狙いがずれていると勘違いしてしまいます。
そうすると、こじる量に合わせて狙いを調整してしまうんですね。
そうなったら、かなり変な癖がついてしまうでしょう。
本来の狙いとは違うところを狙って帳尻を合わせているので、手球と的球の距離が変わると合わせきれなくなります。
自分がこじっているかどうかは、正面や背面から動画を撮るなり、友人や他の人にチェックしてもらうといいでしょう。
素振りの時とショット後で腕や手首の位置が変わっていたら「こじっている」ということになります。
また、セルフチェックとしては、
「自分が今から撞こうとしている撞点をしっかり見て、ショットの時にちゃんとその撞点を撞けているか確認すること」
ですね。
そして、こじらないための対策としては「力を抜く」「握り込まない」なのですが、言葉で言われても癖になってしまっていては難しいですよね。
なので、ストローク時の握り方のポイントをお教えします。
まずは通常時の握り方ですが、人差し指と中指で持っています。
握っているというより、曲げた指にぶら下げている感じです。
それを親指で支えてるイメージですね。
薬指と小指はほとんど握っていません。
次にテイクバックの時です。
この時は、小指・薬指・中指の順で徐々に開いていき、最終的には親指と人差し指でキューを支えているだけになります。
この時、キューを握りっぱなしだと水平に引くことができず、キュー尻が上に刷り上がってしまいます。
最後にショットの時です。
テイクバックで開いた指を順番に閉じていきます。
インパクトの位置にもよりますが、ショットが終わったときには、人差し指と中指は少し緩んで、薬指と小指でキューを支えている感じです。
まとめると、テイクバック~ショットの流れの中で、人差し指側から小指側にキューの重さを移していくイメージで扱うとスムーズにストロークできると思います。
悪癖③ ヘッドアップ
ビリヤードのショットにおいて、いかに体を固定して安定させるかが重要であることはこれまでも語ってきました。
ヘッドアップという癖は、ショットの瞬間に頭が上がってしまうという症状です。
当然、人間の頭は体の一番上にあるので、その頭が上がるということは、
⇒前傾している上半身が起きる
⇒肩が上に上がるので、構えていた腕が上がる
⇒左手のブリッジを固定していても、右手は肩に引っ張られて上がるのでキューが前に出る
⇒撞点がずれる
⇒狙った位置に手球が行かない
ということになります。
体は全て連動して動くので、頭が上がるというのは致命的です。
ショットの瞬間ヘッドアップしてしまう人は、正確なショットはできないでしょう。
これを解消するには、自分で意識するのはもちろん、例えば、他の人に自分の頭のすぐ上に手を構えてもらってショットします。
ショットしたときに、その人の手に自分の頭が触ったらヘッドアップしたということになります。
なので、意識的には、「ショットした後2秒は動かない」など自分の中でルールを決めるといいでしょう。
悪癖④ 毎回溜息や悪態をつく
これは、プレイに直接的な影響はないと思いますが、自分だけでなく一緒にやっている人にも不快感を与えかねないです。
私の経験談ですが、以前、何かの試合で対戦した人にこういう人がいました。
その人は、
・ポケットできなかったら溜息をつき
・ポケットできても出しが甘かったら溜息をつき
・ポケットできて出しもできているのに溜息をつき
・終いには、私がゲームボールをポケットしたら溜息をついていました
どうですか?こういう人。
ものすごい完璧主義者で、自分が思った通りのコントロールができなかったら溜息が出てしまうんでしょうね。
正直、私は全然試合に集中できませんでした。(人に影響される私のメンタルも弱いんですが・・・笑)
ビリヤードは非常に繊細なゲームですし、完璧を求めだしたらキリがないです。
それこそ、溜息が出ないほどめちゃくちゃ練習してプロにでもなってくださいって感じです。
無意識なのかもしれませんが、溜息をついてしまう人は注意しましょう。
ポケットできても外してしまっても、感情は表に出さずに常にクールに振る舞うのが紳士の所作ですよ。
まとめ
今回は4種類の悪癖を紹介させていただきました。
これに当てはまることをしていないか、一度セルフチェックをしてみましょう。
いかがでしたか?
自分でも気づかないうちにやってしまっていることがあったら早めに直すことが上達への近道かもしれません。
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
とある試合。
手球が短クッション近くの土手撞き状態。左コーナーポケットから0.5ポイントくらい。
的球は反対側の左コーナーポケット近く。フリはあまりない。
ネクストの球は、手球のすぐ右にあり、短クッションセンターくらい。
あまりに難しいショットのため、イレを優先して出しは考えられない。
じんぼー心の声:「とにかく真っ直ぐ撞くんだ。フリがあるからスクラッチはない!」
ショット!
勢いに任せたショットで、的球は見事コーナーポケットにイン。
手球は押し回転がかかり向こう側の短クッションに・・・。
すると、右にフリがあったはずなのに、クッション後左に返ってくる手球。
どうやら左にこじってひねりが入っていたようだ。
左長クッションに一度入って、手前短クッションのもともとあった場所くらいまで手球が返ってきた。
イレも出しも完璧なショット。
「おーっ!」パチパチ
ギャラリーが沸き、拍手が聞こえる。
こじっただけの行ってこいショットなのに、スーパーショットと勘違いされる。
フロックあるある。
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