こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
土手撞きとは、手球がレールのすぐ近くにあり、手球の上部分しか撞けないショットの事をいいます。
土手撞きでのショットは、シュート率がだいぶ落ちてしまう傾向にあり、苦手としている人が多いです。
![じんぼー](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/アイコン-150x150.jpg)
土手撞きになったら、正直テンションさがるよね・・・(・_・)
ただでさえ撞きづらいのに、手球の上部分しか撞けないから押し球になってしまうのも嫌なところですね。
そんな土手撞きですが、平場(ひらば)と同程度のシュート率とはいかないものの、ある程度撞き方でカバーできるので、今回はそれを紹介したいと思います。
- なぜ土手撞きはシュート率が下がるのか
- 土手撞きで安定性を高める攻略法
なぜ土手撞きはシュート率が下がるのか
そもそも、なぜ土手撞きでシュート率が下がるのでしょうか。
構え方やストローク、ブリッジなど人によって微妙に違うので、その原因は共通ではないかもしれませんが、可能性としていくつかポイントがあります。
①わずかに立てキューになっている
土手撞きの場合は、レール上面から手球が見える範囲は上部分だけなので、自然と押し球になるのですが、レールが邪魔でキューが浮き気味になります。
![土手撞き レールから浮いている写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7713.jpg)
そうすると、無意識にミスキューを避けるために、キューを立てて手球を上から撞き下ろす角度になりやすいです。
![土手撞き 立てキューになっている写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7715.jpg)
立てキューになるとなぜシュート率が下がるのかというと、立てキューの場合、撞点が左右にズレるとトビとカーブが出やすいからです。
![じんぼー](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/アイコン-150x150.jpg)
それを利用したのがカーブショットなんだけどね
ですので、意図しないトビやカーブが出てしまうことで狙いが外れてしまうことが多いんです。
②ブリッジが安定しない
次にブリッジです。
構えてみれば分かるのですが、土手撞きの場合、少しでもストロークの距離を取ろうとするとレールブリッジは使えません。
↓これじゃ、まともなストロークできませんよね。
![](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/02/土手撞き レールブリッジ-1.jpg)
↓そうすると、スタンダードかオープンフィンガーブリッジになってきます。
![土手撞き オープンフィンガーブリッジ](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7701.jpg)
この場合、指先だけでブリッジを支えなくてはならないため、ブリッジが上下に動きやすいです。
ブリッジは正確なストロークをするために必要不可欠です。
ブリッジの不安定さは、シュートの不安定さとイコールなのです。
③グリップの位置が遠めになっている
グリップを握る位置はいつも通りですか?
実は、いつも通りではダメなんです。
それは、手球とブリッジの距離がいつもより近いので、いつもと同じグリップの位置を握っていると、インパクトのタイミングがいつもより早くなって感覚がズレてしまうんです。
構えに入る際に、グリップ位置を確認してみましょう。
![平場での構えの写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7694.jpg)
↓右肘が上の画像に比べて少し開いているのがわかるでしょうか。
![土手撞きで右肘が開いている写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7705.jpg)
手球とブリッジの距離が上の画像より近いのに、グリップの位置を変えてないので肘が開いてしまっています。
土手撞きで安定性を高める攻略法
攻略法① キューはなるべく水平に、レールにこするくらい低く
単純に立てキューをしないようにするだけでは、手球の上をチョンマゲする(押し球時のミスキュー)可能性があります。
なので、レール上面にこするくらいのつもりで、なるべくキューレベルを下げましょう。
そのために、ブリッジをなるべく低くする必要があります。
![土手撞き キューをなるべく下げた写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7714.jpg)
ブリッジの組み方はこの後書きます。
攻略法② スタンダードもしくはオープンフィンガーブリッジを工夫して
上記では、スタンダードかオープンフィンガーのどちらかで、かつ、指先だけで踏ん張るような写真を載せました。
しかし、それだけではブリッジは安定しにくいので、より安定させる工夫が必要になります。
そこで、私がおすすめしたいのは、スタンダードブリッジの小指付け根付近をテーブル側面に押し付けるやり方です。
![土手撞き 変形スタンダードブリッジの写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/土手撞き スタンダード変形.jpg)
![土手撞き 変形オープンブリッジの写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/土手撞き オープン変形.jpg)
![じんぼー](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/アイコン-150x150.jpg)
不格好なブリッジだね~笑
そうなんです。なんだかカッコ悪いんですよね。
でも、このブリッジなら手の平の部分の安定性が抜群なんです。
是非試してみてください(´▽`)
攻略法③ グリップは少し短く持つ
上記でも書いた通り、土手撞きの場合はブリッジと手球の距離が近いため、ストローク量が取れません。
よって、平場で撞くようなグリップ位置を握っていると、意外と後ろ気味を握っている場合があります。
なので、構えた時に適切なグリップ位置になるように、意識的に短めの位置を握るとストロークしやすいかなと思います。
×↓これだと、グリップが後ろすぎて右肘が開いている。
![土手撞きで右肘が開いている写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7705-1.jpg)
〇↓これなら、適正な位置をグリップできている。(短めに握る意識で)
![土手撞き 適正な位置をグリップしている写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_7706.jpg)
まとめ
今回は、みんな苦手意識のある土手撞きについて解説しました。
- トビやカーブを発生させないようにキューをなるべく水平にする
- ブリッジが安定するように、組み方を工夫する
- 無意識にグリップ位置が遠くならないように、短めを握る
これらの撞き方でみなさんの土手撞きの苦手意識を払拭できれば幸いです(´▽`)
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
土手撞きの真っ直ぐなんて、ほんとうに入る気がしない。
スクラッチする未来しか見えないので、少しひねって、穴フリを使って、スロウがこっちに出るから、厚みはこのくらいで・・・
なんて、考えすぎて、余計にシュート率が下がる。
コメント