ビリヤード カーブショットの原理とやり方 曲げるのはできるよ けど・・・ | じんぼーブログ 

ビリヤード カーブショットの原理とやり方 曲げるのはできるよ けど・・・

ビリヤードテクニック

こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/

狙っている的球と手球の間に邪魔な球があって直接狙えない。ほんのちょっとかぶっているだけなのに・・・。

そんなシーンに出くわしたことありませんか?

邪魔な球と手球が遠くて、ジャンプでは超えられないような時、カーブが使えればその的球をポケット出来るかもしれませんよ。

今回は、カーブショットの撞き方についてお話ししたいと思います。

使用頻度は少ないと思いますが、カーブショットという引き出しを持つことで、ゲームの展開を自分に引き寄せることができるかもしれませんよ。

この記事でわかること
  • カーブショットの動き方
  • カーブショットの撞き方
  • カーブショットの狙い方
  • カーブショットを使う場面

カーブショットとは

カーブショットとは、文字通り直線ではなく曲がる軌道を描くショットです。

野球やサッカーなどの球技ではよく使われると思うのですが、それは回転するボールが飛ぶことで空気との抵抗で軌道が変わるものです。

これらは3次元的な動きですよね。

基本的にテーブル上を転がるだけの2次元的な動きしかしないビリヤードでは、どのように回転すれば手球をカーブさせられるのかイメージが湧きにくいと思います。

結論から言うと、ビリヤードでのカーブショットは、

「ラシャとの摩擦で手球の回転方向が変化する際に曲がる」

という特性を持っています。

野球やサッカーのカーブは、ボールが飛んでいる間、ずっと同じ回転をし続けますよね。

そして、キレイなアーチを描くと思います。

しかし、ビリヤードでのカーブは、「くの字」に曲がるラインを描きます。

カーブショットのラインの絵

そして、どのように回転の変化があるかというと、

カーブショットのコマ送りの写真

このように、ラシャの摩擦で「斜め引き回転」から「斜め前回転」に切り替わる瞬間に手球の進路が変わります。

ちなみに、マッセショットはカーブショットの究極系みたいなことを書いている記事を見かけますが、それは間違いだと私は思っています。

というのも、マッセの場合はあまりに強烈な回転の為、途中で回転の方向が変わることはありません。

ラシャとの摩擦に打ち勝ってなお回転し続け、その回転方向に進んでいくのがマッセです。

そのため、マッセの場合は綺麗なアーチのラインを描きます。

そもそも、カーブとマッセでは球種が違うということです。

カーブショットの撞き方

カーブショットの撞き方は、キューを立てて、横撞点を撞くだけです。

もちろん撞点の調整や力加減は必要です。

ただ、それほど小難しいことをしなくても曲げることはできます。

カーブショットの構えの写真

キューを斜めに立てます。この時、グリップ位置は後ろを持ちすぎないように意識してください。

カーブショットの撞点の写真

撞点は横撞点です。右に曲げたければ右撞点、左に曲げたければ左撞点です。

カーブショットのブリッジの写真

ブリッジは立てキューするのでフィンガーブリッジですね。

じんぼー
じんぼー

構え方はジャンプに似てるね

カーブショットの狙い方

カーブショットは「くの字」に曲がるラインを描くと前述しましたが、狙い方のポイントは、

カーブショットの狙い方
  • その頂点をどこに持ってくるか
  • 曲げる量をどのくらいにするか

です。

それぞれ解説していきましょう(^O^)/

カーブの頂点を決める

カーブの頂点はいったい何で決まるかというと、

主に手球のショットスピード

です。

もちろん、回転も関係するんですが、ショットするときに意識するのはどれくらい強くショットするかです。

キューを立てる角度も影響します。

キューを寝かせばショットが強めになり、カーブ量は減ります。

キューを立てれば、前進力が弱まり、回転が強くなるので、弱いショットとなり早めにカーブが出ます。

カーブの頂点が違うと、曲げなければならない量も変わってきます。

例えばこんな時、ちょうどいいショットがこれだとします。

カーブショットのラインの絵

同じ曲げる量で、ショットが強いと(頂点が先のほうになる)

カーブショットが強すぎた時のラインの絵

このように、的球に当たりません。

逆に、ショットが弱いと(頂点が手前すぎる)

カーブショットが弱すぎた時のラインの絵

邪魔な球に当たってしまいます。

曲げる量を決める

どのくらい曲がるかは、撞点とキューを立てる角度で決まります。

たくさん曲げたいとき:キューの角度を多く立てて、できるだけ横撞点を撞く

少しだけ曲げたいとき:キューの角度はあまり立てず、少しだけ横撞点を撞く

加減具合は、自分の感覚でつかむしかないので、いろいろ試してみてくださいね。

カーブショットの精度は悪い

カーブショットの精度は悪いです。

ラシャの状態や、キューの性能、キューを立てる角度や撞点のズレで、その軌道は大きく変化するからです。

つまり、再現性が低いということです

不確定要素が多すぎるので、あまり積極的に使いたいショットではないですね。

しかも、うまく的球に当たってもネクストに出すことも難しいです。

(たまたまいい感じの配置にネクストの球があればいいですが・・・)

カーブショットを選択する場面

カーブショットを選択してもいいシーンとしては、

カーブショットを使う場面
  • 的球が穴前(ポケットの目の前)で、当たれば入る状態
  • とにかくファールを避けるために、的球に当てるだけのショット

私が使うとしたらこの2つのシーンくらいでしょうか。

ただし、どちらの場合も、クッションのラインがあれば、無理にカーブショットをせずにクッションから狙うでしょう。

なので、カーブショットはクッションのラインが見えない時に仕方なく選択するショットの意味合いが強いですね。

↓こういうシーンだったらカーブを選択するかもしれません。

カーブショットを選択するときの配置の絵

まとめ

カーブショットは、

カーブショットは
  • くの字のラインを描くショット
  • キューを立てて、横撞点を撞き下ろせば手球はカーブできる
  • カーブショットの精度は悪い
  • クッションのラインが無く、隠れ方が少しの場合はカーブという選択肢がある

カーブショットについて解説しましたが、曲げるだけならそんなに難しい感じはしないですよね?

ただし、実際撞いてみると分かるのですが、ショットスピードと撞点のバランスが絶妙に難しいんですよね。

曲がりすぎてしまったり、逆に早すぎて曲がり始める前に的球を通り過ぎてしまったり。

こればっかりは慣れなので、練習してみるといいですよ。

それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/

おまけ ~今日のビリヤードあるある~

カーブとかジャンプとかって、

成功してポケットできてもネクストがつらくなるの分かってるのに、覚えたての頃はやたら使いたくなる。

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