こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
ビリヤードは紳士淑女のスポーツです。
相手に対して常に礼儀を重んじ、敬意を持たねばなりません。
いきなり何を言っているのかというと、今回の話はセーフティについてです。
中級者の皆さんはすでにご存じと思いますが、セーフティとは、的球をポケットするのが難しい配置の時、わざとポケットを外して、手球と的球を狙いづらく配置することで、相手もポケットできないようにする、いわゆる「嫌がらせ」のようなものです。
しかし、これはれっきとした戦略であり戦術です。ポケットする事だけがビリヤードではありません。
今回は、このセーフティについてお話ししたいと思います。
セーフティの有効性
セーフティはプロでもよくやります。
そして、セーフティが成功し、相手がファールすれば、自分のフリーボールとなり、そのまま最後まで取り切ってしまう展開がよくあるからです。
セーフティの成功は、ゲームの流れをひっくり返すに十分な効果を発揮します。
プロの世界ではあまりないですが、アマチュアの試合ではセーフティによって相手が3ファールとなり、そのゲームを取るなんてこともよくあります。
セーフティのパターン
セーフティにはいくつかパターンがあります。
それぞれ図解しながら説明しましょう。
手球レールビタ付けセーフティ
手球がレールに非常に近いと、シュート力はかなり落ちます。いわゆる土手撞きというやつですが、押し球しか使えない上に、少しでも左右を撞こうものならカーブしてしまいます。
上級者でもかなり嫌な球です。
的球レールビタ付けセーフティ
これは、的球をレールにくっつけるセーフティです。
こうなってしまったら、バンクかカットしかありません。
上級者の場合は、セーフティ返しをしてきますので、あまり強いセーフティではないですね。
手球隠しセーフティ
的球を遠ざけて、手球を違う的球の裏に隠すセーフティです。
この場合、手球を撞ける方向が限定されるうえ、球が近すぎてジャンプも使えない2段構えです。
かなり強いセーフティで、上級者でもクッションが得意な人でないと辛い配置でしょう。
的球隠しセーフティ
手球はある程度遠ざけて、的球を違う球の裏側に隠すセーフティです。
手球の自由度があるため、クッションが考えやすいですが、ちょっとでもずれると違う球に先に当たってしまうリスクがあります。
これら以外でも、いろんなパターンのセーフティがありますが、代表的なものを紹介しました。
セーフティは、シュートより繊細な手球コントロールと、的球のコントロールもしなければならないので、技術としてはかなり難しいものになります。
手球と的球の分離角の計算と、クッションの計算、さらに力加減など、考えることが多くて大変です。
私もなかなか上手なセーフティはできません。
明らかにシュートが簡単な時のセーフティーは相手に対して失礼
これは、なかなか塩梅が難しいのですが、明らかにシュートすることが簡単な配置でセーフティすることは、相手に対して失礼に当たることがあります。
(いろんな場合があるのでその限りではないですが)
試合の流れの中で、空気を読む必要があるってことです。
雰囲気的にセーフティが受け入れられるのは、
- 明らかに入れが難しいとき
- 入れはあるが、明らかに次のポジションが難しいとき
こういう時でしょうか。
まとめ
- セーフティは試合の流れを自分に呼び込むためには有効な手段である
- 手球を難しくするセーフティのほうが相手にミスをさせやすい
- セーフティはむやみやたらとするものではなく、試合の空気や流れを読もう
いかがでしたでしょうか。セーフティは技術的にもかなり難しく、経験や練習も必要です。
しかし、セーフティが成功すれば、試合の流れを変えることができるので、ぜひ練習してみてください。
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
手球を隠そうとして、的球がポケット。次の球は隠れてる。
的球を遠ざけようとして、手球スクラッチ。相手にフリー。
しまいには8番入れスクラッチ。
俺、テーブルに嫌われてる?(;・∀・)
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