こんにちは、じんぼーです。\(^o^)/
ビリヤードのマッセという技はご存じでしょうか?
マッセショットとは簡単に言うと、強烈な回転をかけたカーブショットの一種です。(厳密にはカーブショットとは少し原理が違います)
そもそもビリヤードでカーブなんてできるの?
と思われるかもしれませんが、実は、曲げるだけならそこまで難しくはないんです。
そう。曲げるだけなら・・・。
結論から言います。
マッセは実はゲームでは使い物にならないショットだった!(;・∀・)
悪い言い方をすると、超高難易度の見せ物の技です。
しょっぱなからかなり否定的な物言いをしてしまいましたが、もちろん理由があります。
なぜ使い物にならないか解説していきましょう。
マッセとは
冒頭に触れたとおり、マッセとはカーブショットの一種です。
では、なぜ呼び方が異なるかというと、その独特な構え方と手球の動き方に違いがあります。
この写真を見てください。
![マッセを構える写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/マッセの構え.jpg)
ご覧の通り、キューをほぼ垂直に立上げ、上から撞き下ろすような構えですね。
そして、この動画もご覧ください。
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=G6CN3kt3DiY
ショットした瞬間、強烈なバックスピンと横回転がかかっています。
そして、ボールの軌道は綺麗な半円を描くように走っていくのが特徴的です。
マッセってどうやってやるの?
※やり方を解説しますが、ビリヤード未経験・ビギナーの方は使用をお控えください。
ラシャを傷つけてしまった場合、お店に弁償しなくてはならなくなる可能性があります。
また、キューのタップにも大きな負担がかかるショットですので、道具を傷める可能性があります。
![じんぼー](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/アイコン-150x150.jpg)
お店と仲良くなって、ラシャの張替え直前とかに練習させてもらうといいかもよっ!
まず構え方は、前述の写真を参考にしてください。
- ブリッジ側の脇はしっかり締めて、太ももにブリッジを組んで固定する
- 撞点は(上から見て)中心よりやや手前、かつ、左右に少しずらす
- グリップの握り方は、ダーツストロークでも可
- 勢い余って、ラシャを打ち抜かないように手加減すること
力加減で飛距離が変わります。
![マッセショットのスクショ写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/マッセショット.jpg)
テレビとかではマッセをやる人よく見るよね
![じんぼー](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/アイコン-150x150.jpg)
新春かくし芸大会でよくやってたもんね!(世代がばれる)
そうなんです。
マッセは見た目が非常に派手なので、メディアに取り上げられがちですね。
あとジャンプショットもそうですね。
でも、テレビでマッセをしているのは相手のいる試合でしたか?
違いますよね。
テーブル上の決められた位置にボールが配置されてませんでしたか。
そして決まった方向に決まったショットをすることで成功させるというものです。
これを、アーティスティックビリヤードと言います。
もちろん、アーティスティックビリヤードも競技の一つなのですが、相手と駆け引きをするゲームではないんです。
難易度ごとに決められたショットを成功させられるかどうかというものなのです。
なので、成功か失敗かはっきり分かるため、テレビでも取り上げられやすいのでしょう。
マッセはコントロールできない
![ゲームのコントローラーの写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/nadine-shaabana-YsPnamiHdmI-unsplash.jpg)
マッセは、よほどマッセをやり込んだ人でないとほぼコントロールできません。
そして、どれほどやり込んだ人でも、テーブルやラシャが変わっただけでも、タップを交換しただけでもコントロールできなくなります。
それは、手球の回転数とラシャとの摩擦の関係が大きく寄与しているからです。
ポケットビリヤードは数ミリレベルの精度を要求されるゲームなのに、マッセではその精度を出すことは無理なのです。
野球で例えるなら、ビー玉のボールを全力で投げて、竹刀のバットでピッタリピッチャーゴロさせろと言っているようなものです。
100回に1回くらいは成功するかもしれませんが、ビリヤードではそんなにチャンスはありません。
ワンミスするだけで相手の順番なのです。
マッセはゲームでは使えない
![ビリヤードで頭を抱えて悩む男性の写真](https://jinbo-blog.com/wp-content/uploads/2023/09/yogendra-singh-9M_3Tf_q1gg-unsplash.jpg)
結論、マッセはゲームでは使えません。
前述したように、的球を入れるためのコントロールがほぼできない事。
そして、ビリヤードは次の球の事も考えなくてはなりません。
今狙っている球をポケットした上で、次に狙う球を入れやすい位置に手球をポジションする必要があります。
運よく的球が穴前にあり、当てるだけでポケット出来る状況だとしても、次の球へのポジションはほぼ不可能でしょう。
まとめ
- マッセはカーブショットの一種
- 強烈な回転を利用して手球をカーブさせるショット
- テレビでよく見るのは、マッセが派手で見ごたえがあるから
- マッセはコントロールできるショットではない
- マッセはゲームでは使えない
いかがでしたでしょうか。
マッセは見た目も派手で格好いいのですが、実用的ではないのが分かっていただけたでしょうか。
皆さんはマッセなんか練習するより、基礎練をしっかりしたほうがよっぽどレベルアップすると思いますよ(´▽`)
ということで、マッセは実はゲームでは使い物にならないショットだった!
でした(≧▽≦)
それでは、楽しいビリヤードライフを~。\(^o^)/
おまけ ~今日のビリヤードあるある~
マッセを見てなんとなくやり方も分かった。
そうなると、やってみたくなるのが人間の悲しい性というもの。
いざやってみると、何となくそれっぽくできてしまう。
そして、その衝撃でタップが変形しているのに気付いて後悔するのです・・・。
じんぼーの実体験です。
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